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言葉と文化
by radiodays_coma13
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フェチなんです
実はマニアなんです。
いや、マニアというよりもっと変態的に、「フェチ」かな。
あたくし、重度の文字フェチなんです。
もう、文字を見てるだけで膝がガクガクして、
指で文字を撫でていると涎が出てくる。
デザイナーって皆、多かれ少なかれ文字フェチっていうけれど、
僕のはどうやら、様子が違う。
デザイナーの文字フェチは後天的で職業的なものだと思うけれど、
こっちは先天的。

初めの記憶が三歳の時のブリタニカの百貨辞書。
どの本よりも文字がたくさん詰まったその存在にシビレました。
薄くて文字が大きい本よりも、分厚くて文字の小さな本がBestです。
漢字辞書や国語辞書、イイネ。
読むんじゃなくてね、本の重さを楽しむんです。
パラパラってめくってはニヤニヤっとしてね。
喩えとしては宝の地図を持っているような気分。
青年になる頃には文字フェチも堂にいったものでしたよ。
女性の裸というよりも、むしろ文字のほうに欲情しましたから。
「淫」とか「妻」って漢字にドキドキしてました。
だから、所謂ビニ本よりも文章系エロ本にいきました。
体験告白の本とかって、表紙が文字で一杯でしょ。
もう、ドキドキしてね。「娘地獄」とか、その字だけでクラクラです。
「娘だよ~、まいったよ~」とかね。

むしろ、自分の文字フェチのありかを追及しているうちに
今、ココにたどり着いたという感じです。
幼い頃は文字を模写したり、自分で文字を作って遊びました。
小学校は書道教室。高校では新聞部、大学では日本画
始めての仕事は染織。演劇に接近し、詩人を目指し、今はデザイン
WEBから書籍へ。
一見、文字フェチと関係ないけれど、
あとで考えると、動機は同じところにあって、
自分がその時、望むような形で文字世界と戯れられる場所探しです。
今、文字世界のことについて語り始めたらキリがない。
というか、そのコトバのことについて取り組むために、制作活動を始めたし、
結果、このブログを始める原動力にもなっています。

satomune
by radiodays_coma13 | 2005-02-06 02:40 | 文字について
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