「子供のためのコンテンツをつくること」          cooma.exblog.jp

言葉と文化
by radiodays_coma13
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「ガマの油」の謎
子供には本当にいろいろの可能性があり
その可能性を活かすも殺すも親次第でありますね。
その子の可能性をのばしてあげるいうのもお仕事ですが
まずは、その子の可能性に気付いてあげられるかが
一番難しいように思います。

もし、子供にお笑い芸人のセンスがあるとしても、
親としては是非ともスルーしたいわけでして
「ちんこビ~ム!只今、便器が困っております」
と子供がおしっこ垂らしながら渾身のギャクを繰り出しても
行く末を案じ、なかったことにしたくもなるわけです。

どんな才能もえり好みせずのばしてあげたいなと
おおらかな気持ちで子供が好むものを見つめているのですが
最近、うちの子供が「落語」にハマっている。
キッカケは絵本でみせた「寿限無」
痛く気に入ったようで、何度も読めとせがむので
他にもいろんな落語の絵本を見せたところ
意味がわかっているのかいないのか大笑いして
何度でも繰り返し読め読めとうるさいのです。

気が付いたら一人遊びの折になにやらぶつぶつ一人ごとを
言っているようなので耳をすますと
「まんじゅうこわいこわい、唐まんじゅうが一番こわ~い」とか
「そこにべちょたれ雑炊が炊いてありますんで、おあがりください」とか
どうやら落語の一節を暗唱している。
しかも、よく聞くと頭からしまいまで演じている。

普段から人を笑わせるのが好きな息子ゆえに
落語で関西人の血が目覚めたのだろうか。
先日、図書館でどっさり落語の絵本やらCDを借りこんでまいりました。

落語では笑えないという人が多いのですが
落語は笑えます。
「七度狐」や「金明竹」などヘタなコントより面白いです。
落語で笑った経験がないと友人に言われることが多いのですが
そういう人はよい落語と出会っていないか
面白くないという先入観
それから笑いの種類を限定しているからではないかと思います。

今、TVでの笑いはシュールだったり不条理だったり
発作的で病的な笑いが多いように思います。
それも現代の精神の反映かと思いますが
笑いにもいろいろあります。
TVの笑いがみぞおちにくる笑いなら、
ヘソや胃袋、上腕二等筋にくる笑いや
じわじわ来る笑いもあるのです。
落語には実に様々な笑いの要素があります。
それは例えばマッサージのようなものだと思います。

笑えないという状態はなにかが滞っていると言っても差し支えないと思っています。

そのことはさておいて
ウチの子は上方落語、こと米朝や枝雀が好みのようです。
(僕は圓生の完全な落語が好きだったのですが、
最近は志ん生や上方では松鶴などの
破天荒なゆるさが好きになってきました。歳でしょうか)
子供と松鶴か米朝かと言い合いになるのですが
結局は「べいちょうにしよ、ね?」と言い負かされてしまう。

で、本当に三歳の子供に意味が分かっているかというと疑問ですが
やはり面白さの大きな部分としてはリズムが重要だということです。
落語でも奥さんが読むと子供は嫌がるようです。(ざまあみろ)
上方になると、関西弁の素養がないと到底無理ですわな。
子供はどうやら、その関西弁も気に入っているようで
最近「なにさらしてけつかんじゃ」とか「なんだんねん?」とか
えげつない関西弁を使うことがある。(それも考え物である)
それでも、意外に理解しているということは言える。
その証拠に笑いのツボできちんと笑えるし
分からない言葉はちゃんと訊いてくるのである。

で、最近困っているのが「ガマの油」
「ガマの油」という落語がこれまた、サイコーに面白い。
「さあさあ、お立会い!」という口上は誰でも知るところですが
それを酔っ払いのおっさんが始めてしっちゃかめっちゃかになるというお話し。
その中の言葉で子供に質問されて非常に困っている一文がある
「てれめんてえかにまんていか」という意味不明の言葉。
ガマの油の作り方を言及するシーンで登場する

「たらーり、たらりんと油汗をながす。これを下の金網にてすきとり
柳の小枝をもって、三七二十一日のあいだ、
とろーり、とろりと煮つめたるがこのがまの油だ。
赤いは辰砂椰子の油、てれめんてえかにまんてえか」


とうたわれるのですが
「てれめんてえかにまんていか」
これってなんでしょう?
情報求ム。
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by radiodays_coma13 | 2009-11-26 01:52 | 言葉について
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