「お前のブログは理屈っぽい」と言われた。そう、僕は理屈っぽい。付け足してもらうならば、理屈っぽく口うるさい頑固じじいと言ってもらっても差し支えない。よくTVにだって説教してるし、始終、口の中でもごもご文句を言っている。
でも、「何か言いたいことあるの?」と訊かれたら「あ、いや、なんでもありません」という意気地の無さも持ち合わせている。なかなか完璧である。将来の夢は野球ボールが飛んでくる縁側で怖い顔で座っているクソじじいになることだ。
一度、日々の理屈を言わない努力をしたことがあった。そうすると何故か作品が理屈っぽくなってしまった。これはきっとガスの問題なんだろう。どこかでガス抜きをしなきゃならないのよね。
小さい頃、近所に住む駄菓子屋のオバはんがオナラばっかりするので、「オバはん屁こくな!」って言ったらゲップするので怖くなったことがある。ガスはどこかに抜かないと人はパンクしてしまうのである。うん。
でも、ちょっと努力してみる所が僕のかわいいところ。理屈抜きの日記らしい日記に挑戦してみる。
今日は5月の舞台準備のため、朝一の打ち合わせを大手町で。その後、奥さんと待ち合わせて、御徒町の「うさぎや」にどら焼きを買いに行く。これがね、おいしいんです。「うさぎや」は色んなところにあるけれど、御徒町のうさぎやが一番。あんこがね、もうとろとろ。豆がまめまめしてるの。「まめ~」って叫びたくなる。何言ってるのか自分でも解りませんが。
それをね、いつもは店の前で開けてまだ温かいのを、ほおばっちゃうんだけど、今日は我慢我慢。すぐ近くの湯島天神に梅が咲いているのを思い出して、急ぎ足で湯島天神へ。ちょっと見頃は過ぎてたけど、まだまだ、いい感じ。裏手の軒に腰掛けて、どら焼きをパクパク。梅がうめうめしててね。すごくいい匂いで。むふぅーむふぅー、おほほほって。でも、なんかもう趣味が老いぼれ。
で、そのまま、アメ横まで歩いて行って。これはいつものお決まりコース。なにか春らしい旬のものを探してフラフラ。今日はタコの卵とセリを発見。で、いつものように、生臭いビニール袋を抱えてスタバに直行。いつものように顰蹙を買う。
今夜のメニューは牛肉とセリのちぎりこんにゃく鍋。タコの卵、半分は湯通しして酢味噌と生海苔の和え物。半分は、しょっつる醤油とたまりでつけこんで生のまま頂く。お酒は黒糖焼酎「里の曙」田舎から送ってきたもの。しめて2人前総額600円。でも、こんなに贅沢していいのかしらんって気持ちでいっぱい。おほほほ。
でした。まる。
でもね、おいちゃんはね、贅沢ってのはぁ・・・くどくどくどくど。いや、もう後は一人で始末します。